サッカーの強度(インテンシティ)とは|2023 年当時の OLIVER での計算方法と使い方

人工芝のピッチでプレーする選手の脚元の写真(本部のブログのアイキャッチ画像) 指導の知識

この記事のまとめ

  • 本部のブログは、強度(インテンシティ)を、セッション中の加速と速度の平均を選手本人の過去の記録と比べて百分率で示す指標だと説明していました。
  • 2023 年 3 月当時の OLIVER では、直近 4 か月の自己最大値と同じ水準なら強度 100%、それより低ければ 100% を下回る、と表示していました。
  • 本部のブログは、強度を、選手ごとの負荷を見て週の練習を組み立てるための判断材料として紹介していました。

試合に向けて、選手を最もよい状態で送り出したい。けれど、練習をどこまで追い込んでよいのか、毎週の判断は簡単ではありません。同じメニューでも、選手によって負荷の感じ方は違います。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログ(2023 年 3 月 16 日)をもとに、強度の考え方と計算のしかたをまとめます。なお、記事の中の「OLIVER」は当時の製品名です(チーム向けは現在の OLIVER PRO)。ここでは 2023 年 3 月当時の内容として書きます。

強度(インテンシティ)とは

本部のブログでは、強度を「セッション(試合や練習)の中での、加速と速度の平均」と説明しています。当時の OLIVER のアプリとプラットフォームでは、この指標を百分率で表示していました。

強度は選手一人ひとりを基準にした指標で、そのセッションがどれだけ負荷の大きいものだったかを読み取る手がかりになります。フィジカルコーチが強度で最も気にするのは、過負荷によるケガを避けながら、試合に最もよい状態で臨むことだと、本部のブログは述べています。

セッションをダウンロードしたとき、最初に表示されるのが、その試合や練習の強度と運動量でした。選手ごとに数値を見られるため、個別に合わせたフィジカルの準備がしやすくなります。

強度はどう計算されるか

本部のブログによると、当時の OLIVER では、次の指標をもとに強度を出していました。基準にするのは、1 分あたりの移動距離です。

見る指標しきい値
加速高:2〜3 m/s²、最大:3 m/s² を超える加速
減速高:-2〜-3 m/s²、最大:-3 m/s² を下回る減速
セッション全体セッション全体の 1 分あたりの移動距離

直近 4 か月に出したそれぞれの最大値と、今回のセッションの値を比べ、その割合を百分率で表します。これで、直近のセッションの頑張りを、選手本人の記録に対する割合として表します。

  • 過去の記録と同じ水準:強度は 100% になります。練習を重ねて記録を更新すれば、100% を超えることもあります
  • いつもより低い内容:強度は 100% を下回ります

負荷の管理にどう使うか

本部のブログによると、当時の「選手向けの OLIVER」と「チーム向けの OLIVER」では、強度を負荷の管理に使う指標として扱っていました。アプリは、時間を追って選手の身体的な負荷を計測し、過負荷の可能性がある選手を通知していました。あわせて、選手の負荷にもとづく助言も表示していました。当時の本部のブログによる説明です。

たとえば、強度を次のような流れで練習計画に使うことができます(日本語版の提案です)。

  1. セッションの後に、選手ごとの強度と運動量を確認する
  2. 100% を大きく下回る選手・上回る選手に注目する
  3. 次の練習のメニューや量を考える材料にする

日本の現場では

転入生や新入部員のように、過去の記録がまだ少ない選手もいます。強度は選手本人の過去の記録が基準なので、そうした選手は、ほかの選手と見方を分けて考える場面がありそうです。学年や体格の違う選手を一つのチームで見るときの手がかりにもなります。今の OLIVER PRO でどの指標が見られるかは、デモのご依頼でご案内します。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「What is intensity in football? The case of OLIVER GPS」(英語、2023 年 3 月 16 日)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2023 年 3 月 16 日に掲載された記事「What is intensity in football? The case of OLIVER GPS」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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強度のような選手本人を基準にした指標を、チームの練習計画にどう組み込むかを、デモでご案内します。

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