ワールドカップ優勝者の Ska Brazil|GPS 導入事例(2022 年)

Ska Brazil の創設者エジミウソン氏のインタビュー記事のアイキャッチ 導入事例・ニュース

この記事のまとめ

  • 2002 年のワールドカップ優勝メンバー、エジミウソン氏が創設したブラジルの育成クラブ Ska Brazil は、2020 年から OLIVER を使っていました(2022 年 9 月 15 日時点)。
  • 狙いは、育成年代の選手の成長の計測、ケガのリスクの把握、エリート選手の指標を参考にした練習計画づくりなどでした。
  • 本部のブログによると、同クラブは 2022 年後半から OLIVER のデバイスを増やす方針で、エジミウソン氏の人脈があるブラジル、フランス、スペインへの展開も視野に入れていました。

育成年代の指導者は、サッカーの上達だけでなく、選手の人としての成長も預かっています。選手全員を毎日きめ細かく見たいのに、目と感覚だけでは追いきれない場面もあるはずです。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、2022 年当時 OLIVER のアンバサダーを務めていたエジミウソン氏と、同氏のブラジルの育成クラブ Ska Brazil の取り組みをまとめます。なお、記事の中の「OLIVER」は 2022 年当時の製品名で、当時の OLIVER(チーム向けは現在の OLIVER PRO)にあたります。

Ska Brazil:選手を育てるクラブ

ジョゼ・エジミウソン(Edmílson)氏は、2002 年の日韓ワールドカップでブラジル代表の優勝を経験した元選手です。FC バルセロナでもプレーし、2022 年当時は Ska Brazil の会長でした。本部のブログによると、同氏は日本の企業との交渉を重ねたのち、2019 年にブラジルの育成年代のサッカーを広げるプロジェクトとして Ska Brazil を立ち上げました。独自の指導方法を掲げていました。

設立から 3 年ほど(うち 2 年はコロナ禍)の時点で、20 人以上の選手を有力クラブへ送り出していました(2022 年 9 月 15 日時点)。本部のブログは、ブラジルの育成組織の中でも期待されるクラブの一つと紹介しています。クラブが大切にする価値観は、献身(コミットメント)、敬意、喜び、創造性、謙虚さの 5 つでした。

Ska Brazil でのエジミウソン氏
Ska Brazil でのエジミウソン氏

エジミウソン氏は、本部のインタビューで次のように話していました。「Ska Brazil は、現役を退いたあとの私のプロジェクトです。よい経営者になるために、毎日学び、自分を更新し続けています。それでもサッカーの世界にいるのは、多くの若者の人生に違いをもたらせると信じているからです。たとえプロの選手にならなくても、その若者たちはきっと社会のよき一員になるでしょう」

OLIVER を導入した目的

Ska Brazil は 2020 年から GPS を使い、選手の状態を詳しく把握していました。本部のブログによると、目的は多くのクラブと共通で、育成年代に重点を置いた点が特徴でした。

  • 選手の競技力を高め、個人の成績を時間の流れで分析すること
  • ケガのリスクを把握して選手を守り、クラブの費用も抑えること
  • 選手の身体の状態を深く理解し、リスクを小さくすること
  • エリート選手の数値を参考にした指標の基準で、練習を計画すること
  • 指標を共有しながら、選手のモチベーションと自信を育てること

本部のブログは、この取り組みに手応えがあったと紹介しています。これを受けて Ska Brazil は、2022 年後半から OLIVER のデバイスを増やし、より多くの選手が使えるようにする方針でした。あわせて、エジミウソン氏の知名度と人脈を生かし、同氏とつながりの深いブラジル、フランス、スペインといった地域へ OLIVER を広げる意向も示されていました。

エジミウソン氏が語るサッカーの未来

エジミウソン氏は、サッカーが経営の面でも技術の面でも、あらゆる分野でますます専門化していくと見ていました。それはスポーツ市場にも、新しい才能の育成にも、多くの利点をもたらすという考えでした。

Ska Brazil の選手たちと並ぶエジミウソン氏
Ska Brazil の選手たちと並ぶエジミウソン氏

同氏は、テクノロジーについて次のように話していました。「テクノロジーはサッカーにとってプラスにしかならないと思います。私がプレーしていた頃は、使える技術がほとんどありませんでした。時代は違います」。クラブにとってテクノロジーは、日々の競技力の向上やケガへの備え、選手の育成にますます重要になるデータを増やすための道具だという考えでした。

ワールドカップの年に

エジミウソン氏は 2002 年の日韓大会でブラジルの優勝を経験しました。一方 2006 年のドイツ大会では、開幕の数週間前のケガで代表から外れました。

同氏にとってワールドカップは特別なもので、サッカーもまた同じです。サッカーは同氏の人生を変え、今はその力で他の人の人生を変えようとしています。「私にとってサッカーは、スポーツ以上のものです。人を社会に迎え入れる、大きな変化をもたらす道具で、人生を変え、仕事を生み、家族みんなの夢をかなえます。そのうえ、ファンに多くの喜びと感動を届けます。ワールドカップの優勝は言葉にできない感覚で、ブラジルの人々を代表したことは、今も言い表す言葉が見つかりません。夢がかなった瞬間でした」

本部が最後に「12 月のカタール大会で優勝するのは?」と尋ねると、同氏の答えははっきりしていました。「ブラジルが、カタールで 6 回目の優勝を果たすと思います」(2022 年 9 月 15 日時点の予想)

日本の現場では

中学・高校の部活動や地域のクラブでは、プロを目指す選手と、高校や大学で競技を終える選手が、同じチームで練習しています。エジミウソン氏が語った「サッカーを通じた成長」を日々の練習の計測として続けるなら、夏の合宿や遠征の前に見る指標を決め、学年ごとの推移を追う使い方が考えられます。育成年代での計測の進め方は、デモのご依頼からご相談ください。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「World Cup winner and founder of his own club: meet the OLIVER ambassador.」(英語、2022 年 9 月 15 日)
  2. Ska Brazil の Facebook ページ(FC Ska Brazil)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2022 年 9 月 15 日に掲載された記事「World Cup winner and founder of his own club: meet the OLIVER ambassador.」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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