Sport Extremadura と WISE|GPS 導入事例(2022 年)

Sport Extremadura と WISE コンセプトを紹介する記事のアイキャッチ 導入事例・ニュース

この記事のまとめ

  • Sport Extremadura は、女子と育成年代に力を入れるスペインのクラブで、2021 年 6 月に設立され、設立から 1 年で Primera Nacional に昇格しました(2022 年 9 月 22 日時点)。
  • クラブは「WISE」(女性のエンパワーメント、InnovTech、社会貢献、雇用)を柱に、選手の管理や会員管理などをデジタル化していました。
  • 2022 年当時のクラブは、スポーツ科学のプラットフォームとして OLIVER を使っていました。本部のブログは、クラブと OLIVER はビジョンや社会への姿勢が近いと紹介しています。

新しいクラブは、運営の仕組みもゼロから作らなければなりません。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、Sport Extremadura の考え方と、OLIVER の使われ方をまとめます。なお、記事の中の「OLIVER」は 2022 年当時の製品名で、当時の OLIVER(チーム向けは現在の OLIVER PRO)にあたります。

WISE:クラブを支える 4 つの柱

Sport Extremadura CD は、2021 年 6 月 9 日に設立されました。女子サッカーの歴史を作ってきた人たちと、さまざまな分野の起業家が集まって生まれたクラブです。

創設に関わった人たちには、2 つの共通点があります。1 つは「WISE」の考え方です。Women empowerment(女性のエンパワーメント)、InnovTech、Social(社会貢献)、Employability(雇用)の頭文字をとっています。もう 1 つは、クラブの土台である経済的な安定です。そのうえで、スポーツ面の目標は「歴史を作ること」の一つに集約されます。

出資者の 1 人が、FC バルセロナの元選手エジミウソン氏です。同氏は Quercus Endeavor 社を通じて関わっていました。Quercus は、女性のエンパワーメント、テクノロジーとイノベーション、社会活動、雇用という価値観でつながった 20 人の個人投資家による起業家のプラットフォームです。同氏は「私にとってサッカーは、スポーツ以上のものです。人を社会に迎え入れる、大きな変化をもたらす道具で、人生を変え、仕事を生み、家族みんなの夢をかなえます。そのうえ、ファンに多くの喜びと感動を届けます」と話していました。エジミウソン氏と OLIVER の関わりは、「ワールドカップ優勝者の Ska Brazil|GPS 導入事例(2022 年)」でも紹介しています。

設立から 1 年でクラブは Primera Nacional に昇格し、さらに上のカテゴリーを目指していました。補強、チームづくり、質の高いテクノロジーがあるので、遠い話には見えない、と本部のブログは書いています。

Sport Extremadura のチーム
2021-22 シーズンに Primera Nacional に昇格した Sport Extremadura

運営のあらゆる場面でテクノロジーを使うクラブ

クラブは、運営のほとんどの分野でテクノロジーを取り入れ、新しい取り組みを進めていました。その代表が、デジタルプラットフォームの OLIVER と Cluber です。

名前役割
OLIVERGPS デバイスを使うスポーツ科学のプラットフォーム。サッカーの主要な指標を得て、チームの競技力とケガのリスク管理に活用
Cluber選手登録、支払い、会員管理、シーズンチケット販売のための、柔軟な運営管理プラットフォーム

このほか、クラブは NFT(非代替性トークン)にも取り組んでいました。NFT もクラブのアイデンティティを作る道具の一つです。設立間もないクラブですが、ファンや投資家を引きつけ続けている、と本部のブログは書いています。

OLIVER がクラブに合った理由

クラブが多くのツールを使うなかでも、本部のブログによると、OLIVER は、Sport Extremadura とビジョンや社会への姿勢が近い点で目立つ存在でした。

  • ジェンダーの視点で作られた設計:デバイスをすね当てのソックスに入れて使うため、ベストを用意できない選手も快適に着けられる
  • 女子サッカーに合わせて調整できる:当時は指標のしきい値を調整でき、女子サッカーに合わせた分析ができたとされている
  • ケガの課題に向き合う:女子サッカーに多い課題であるケガに対し、本部の発表では、筋肉系のケガが 45% 減ったとされている
Sport Extremadura と OLIVER(本部のブログの画像)
Sport Extremadura と OLIVER(本部のブログの画像)

当時の Sport Extremadura 会長、フェルナンド・ポンス・オルテガ氏は、OLIVER がパフォーマンス向上のための計測を身近なものにしたと評価し、指標の組み合わせと体系的な分析をケガのリスク管理にも生かせると話していました。

スポンサーシップも革新の機会に

2021-22 シーズンの試合中継とストリーミングの視聴者は、累計で 2 万 5,000 人を超えました(2022 年 9 月 22 日時点の本部のブログによる)。2022 年には新しいスポンサーを迎え、その影響を 2〜3 倍に広げたい考えでした。

スポンサーシップの方針にも、革新を取り入れていました。クラブの価値観に合う相手を選ぶことを重視していた、と本部のブログは書いています。

2022 年当時、翌シーズン(2022-23)の目標は Segunda RFEF への昇格でした。簡単な目標ではありませんが、近い将来にトップレベルと戦うための道筋と位置づけていました。そのために、マドリードのチームが多くを占める難しいグループ 4 で戦う予定でした。

日本の現場では

女子のチームやユース年代では、専任のスタッフがいないまま、顧問やコーチが運営から指導まで担う場面も少なくありません。体育館や共用グラウンドを使う日程が決まっている場合、練習の計測はリーグの開幕前や遠征の前から始めると、あとで比べやすくなります。女子サッカーや育成年代での使い方は、デモのご依頼からご相談ください。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Sport Extremadura and the WISE concept」(英語、2022 年 9 月 22 日)
  2. 「ワールドカップ優勝者の Ska Brazil|GPS 導入事例(2022 年)」(日本語版、2022 年 9 月 15 日)
    参考:原文(英語)
  3. Sport Extremadura 公式サイト(SPORTEXTREMADURACD.COM)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2022 年 9 月 22 日に掲載された記事「Sport Extremadura and the WISE concept」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

個の成長が、チームの強さになる。

導入の進め方を、日本語で相談する

女子や育成年代のクラブ運営で、計測を取り入れる進め方を、デモでご案内します。

デモを依頼する
タイトルとURLをコピーしました