この記事のまとめ
- 外部負荷は、走行距離や最高速度のように、選手が何をしたかを客観的に示す数値です。
- 内部負荷は、同じ練習でも選手ごとに変わる、体の反応と本人が感じた強さです。
- 本部のブログは、両方を合わせて見ることが、強度の調整や回復期の判断の手がかりになると述べています。
同じメニューをこなしたのに、余裕のある選手もいれば、疲れ切っている選手もいる。距離や時間の数値だけでは、そうした違いは見えてきません。
この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、練習を計画し、見守り、調整するための 2 つの考え方、外部負荷と内部負荷の違いをまとめます。
負荷とは何か
トレーニングの負荷とは、1 回の練習や 1 つのサイクルの中で、選手が受ける刺激の総量です。本部のブログは、分数や距離だけでなく、何をしたか(外部負荷)と、体がどう反応したか(内部負荷)の両方を理解することが大切だと述べています。
2 つの見方は、練習の過程と、その実際の影響を補い合う関係にあります。両方を見ることで、指導者はより賢い判断をし、選手ごとに負荷を調整し、ケガのリスクを管理しやすくなる、というのが本部の説明です。
外部負荷とは
外部負荷は、選手に与えた客観的な刺激です。体の内側の反応を見なくても、外から計測して数値にできるデータを指します。
- 走行距離
- 最高速度
- 練習の強度
- スプリントや加速の回数
- 練習の時間
- メニューの種類(技術・戦術・フィジカル)
本部のブログによると、ストレングス&コンディショニングのコーチは、GPS で高い精度でこれらを計測します。OLIVER PRO では、これらを自動で計測し、選手ごとの詳しいレポートを作成できると紹介しています。
スプレッドシートやストップウォッチ、練習の観察を使って、手作業で記録する方法もあります。
内部負荷とは
内部負荷は、外部負荷に対する選手の生理的・主観的な反応です。練習が体にどう影響し、本人がどれだけきついと感じたかを指します。
同じ練習をこなしても、反応は選手ごとに大きく変わることがあります。そのため、個々の選手に合わせて見ることが大切だと、本部のブログは述べています。
本部のブログは、ここでは GPS による計測が重要な役割を持つと述べ、選手ごとの追跡や、ポジション別・練習別・試合別の比較ができるとしています。また、けがからの復帰期に、再発に注意しながら負荷を見ていくための重要な指標にもなると述べています。復帰の判断は、医師・メディカルスタッフと行います。
今の OLIVER PRO の内部負荷は、選手が答える自覚的運動強度(RPE)の入力にもとづきます。センサーが測った値ではありません。
外部負荷と内部負荷の違い
| 項目 | 外部負荷 | 内部負荷 |
|---|---|---|
| 見るもの | 選手が行ったこと | 体の反応と、本人が感じた強さ |
| 見え方 | 外から計測できる客観的な数値 | 同じ練習でも選手ごとに差が出る |
| 例 | 走行距離、最高速度、スプリントの回数 | 生理的な反応、主観的なきつさ |
2 つには関係があることが多く、たとえば距離が増えると心拍数も上がるのが一般的です。ただ、いつも比例するわけではありません。本部のブログは、戦術練習を例に挙げています。精神的・感情的な負荷(内部負荷)は大きいのに、体を動かした量(外部負荷)は小さい、ということがあります。
両方を合わせて評価すると、指導者は次のことをしやすくなります。
- 選手の状態に合わせて、強度を調整する
- オーバートレーニングや疲労の蓄積に気づく手がかりを得る
- ケガのリスクの兆しを見る手がかりを得る
- 回復と、段階的な負荷の組み立てを見直す
外部負荷の計測方法
使える資源に応じて、大きく 2 つの方法があります。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 技術を使う | GPS、デジタルのアンケート、パフォーマンスのプラットフォーム。OLIVER PRO(300 以上のクラブとアカデミー、2025 年 7 月 22 日時点)は、外部負荷の計測と自動のレポートに使えると本部は紹介 |
| 技術を使わない | 手書きの記録、ストップウォッチ、直接の観察。資源が限られた環境で役立つ一方、精度が下がると本部は述べる |
どの方法でも、続けることが大切
本部のブログは、どの方法でも一貫性が大切だと述べています。次の流れで進めます。
- 何を計測するかを決める
- 計測の習慣(ルーティン)を作る
- 得られた情報を、練習計画に使う
OLIVER PRO が合うチームの条件
| 条件 | こんなチームに合います |
|---|---|
| 記録の方法 | 手作業の記録に限界を感じ、外部負荷を自動で集めたいチーム |
| 見たい単位 | 選手ごと、ポジション別、練習と試合の別に比較したいチーム |
| 使いやすさ | AI を備えた、使いやすいプラットフォームを探しているクラブ |
本部のブログは、内部負荷と外部負荷の違いを理解することが、より賢く、持続しやすいトレーニングの過程につながると述べています。一方は何をしたか、もう一方はそれがどう受け止められたかを示します。両方を計測し、比べ、調整することが、ただ厳しく練習することと、賢く練習することの分かれ目になる、というのが本部の見方です。
負荷の管理や回復の判断は、チームのスタッフや医療の専門家とも相談しながら進めてください。
日本の現場では
練習のあとに、選手本人にきつさを答えてもらい、その日の外部負荷の数値の隣に書きとめる。数値と本人の感覚を並べると、同じ距離でも選手ごとの違いが見えてきます。デモでは、OLIVER PRO の画面で、選手ごとの外部負荷のゲージと、内部負荷の入力と履歴の画面をご覧いただけます。
出典
- この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「What are the differences between External and Internal Load?」(英語、2025 年 7 月 22 日)
この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2025 年 7 月 22 日に掲載された記事「What are the differences between External and Internal Load?」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。



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