この記事のまとめ
- 女子サッカーのケガは、注目度や医療・支援の面から見えにくくなることがある、と OLIVER SPORTS 本部のブログは指摘しています。
- ケガは心の負担にもなるため、指導者・チームメイト・スタッフがサインに気づき、支える体制が要になります。
- 2023 年 1 月 17 日の記事で本部は、当時の OLIVER による練習量の管理や記録を、ケガのリスクを見る目安として紹介しています。
試合のあと、選手が少し足をかばっている。聞くと「大丈夫です」と答える。女子チームの指導者なら、そんな場面に覚えがあるかもしれません。ケガは痛みだけでなく、周りから見えにくい形でも選手に残ります。
この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、女子サッカーのケガの特徴と、負荷データの使い方をまとめます。なお、記事が書かれた 2023 年当時、チーム向けの製品名は「OLIVER」でした。以下の「当時の OLIVER」は、現在のチーム向けの OLIVER PRO にあたります。
女子サッカーでケガが見えにくくなる理由
本部のブログは、女子選手も男子選手と同じように、肉離れや捻挫から重いケガまで、ケガをしやすいと述べています。一方で本部は、女子サッカーは男子ほど注目されず、商業的な規模も小さいため、身体への影響が報告されないまま見過ごされやすいと述べています。
その結果、女子選手が男子選手と同じ質の医療や支援を受けにくくなることがあり、ケガからの回復が難しくなる場合がある、というのが本部の見方です。
ケガが心に与える影響
ケガは心の健康にも影響しうる、と本部は述べています。高いレベルで結果を求められる重圧に、身体面・精神面の重さが重なると、選手の心にも重さがのしかかります。
本部は、男性中心とされる環境で活動することのストレスや、限られた資源も、ケガの心への影響を大きくしうると指摘しています。指導者・チームメイト・スタッフには、選手の不調のサインに気づき、ケガと向き合う選手を支えることが求められます。心身の不調が続くときは、医師などの専門家に相談してください。
ケガのリスク管理のために、本部が挙げる取り組み
本部は、スポーツでケガのリスクをゼロにはできないとしたうえで、ケガの起こりやすさや重さを小さくする行動を挙げています。
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| 練習と体づくり | 適切なトレーニングとコンディショニング |
| 用具と技術 | 合った用具と技術の使用 |
| 医療とサポート | 質の高い医療と支援を受けられる環境 |
| チームの風土 | 敬意と受け入れのある雰囲気づくり |
チームの風土は、身体のケガだけでなく心の負担にも関わる、と本部は述べています。選手の健康と心身の充実を優先することが、このスポーツを長く続けられる環境につながる、という考え方です。
GPS で負荷を見るという選択肢
本部の発表では、負荷の管理、ケガの記録、練習計画の立て方によって、筋肉系のケガが最大 45% 減ったとされています(2023 年 1 月 17 日時点。詳しくは「選手の負荷の計測とケガのリスク管理|本部の発表では負傷 45% 減」)。
当時 Sport Extremadura Femenino のフィジカルトレーナーだった José María Pinilla 氏は、当時の OLIVER について、どの選手が練習量を積みすぎているか、あるいは負荷を増やす必要があるかを把握するための仕組みだと述べています。
当時スペイン女子 1 部だった UDG Tenerife も、ケガのリスクの管理だけでなく、選手のパフォーマンスを見るために OLIVER を選んだと、本部は紹介しています。
ジェンダーの視点で設計された、と本部が紹介する点(当時)
本部は当時の OLIVER を、ジェンダーの視点を取り入れて開発された製品として紹介しています。ブログに書かれた特徴は次の 2 つです。
| 特徴 | 本部のブログの説明 |
|---|---|
| 指標のしきい値 | 競技ごとに扱う数値に合わせて、しきい値を変更可能 |
| 着ける場所 | ふくらはぎのスリーブに装着 |
これらは当時の本部のブログに書かれた内容です。現在の OLIVER PRO での設定や着け方は、デモでご確認ください。
チームで話し合っておきたいこと
以下は本部のブログにはない、OLIVER SPORTS JAPAN からの提案です。
- ケガが起きたとき、誰が・どこに記録し、どう共有するかを決める
- 練習量の記録を、週の練習計画の見直しにどう使うかを決める
- 選手が痛みや不安を話せる窓口を、指導者以外にも用意する
- 医師などの専門家に相談する流れを、あらかじめ確かめておく
日本の現場では
日本の女子チームには、学校の部活動、クラブチーム、大学のチームなどがあり、練習場所や時間、スタッフの人数はさまざまです。シーズン前の合宿や大会前の週に、ケガの記録のしかたと、練習量を見る担当をあわせて決めておくと、シーズン中に迷いにくくするための準備になります。チームの状況に合う進め方は、デモのご依頼からご相談ください。
出典
- この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「The Invisible Injuries of Women’s Football」(英語、2023 年 1 月 17 日)
- 「選手の負荷の計測とケガのリスク管理|本部の発表では負傷 45% 減」(日本語版、2021 年 9 月 10 日)
参考:原文(英語)
この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2023 年 1 月 17 日に掲載された記事「The Invisible Injuries of Women’s Football」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。



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