サッカーのヒートマップとは|意味・使いみちと話題になった 3 つの事例

スマートフォンのアプリに表示された、前半のヒートマップ(OLIVER の画面) 選手・保護者

この記事のまとめ

  • ヒートマップは、フィールド上で選手がいた場所を色で表した図で、チーム全体の動きや、選手ごとのポジションに対する動きを見るのに使われます。
  • 当時の本部のブログによると、OLIVER は GPS のデータからヒートマップを作っていたため、ボールに触れた場面だけでなく、試合中にいた場所を示せました。
  • 本部は、話題になった珍しい形のヒートマップを 3 つ紹介していました。

試合のあと、「自分は思ったより右サイドにいなかった」「あの場面、どこにいたのだろう」と思うことはありませんか。コーチの目や記憶だけでは、見えない動きがあります。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログ(2023 年 1 月 12 日)をもとに、サッカーのヒートマップの意味と使いみち、話題になった事例をまとめます。記事の中の OLIVER は、2023 年当時の OLIVER(チーム向けは現在の OLIVER PRO)です。

ヒートマップとは

ヒートマップは、プレーするフィールドの中で、1 人または複数の選手がどこにいたかを示す図です。元になる情報の集め方は何通りかあります。

  • GPS のデータ:当時の本部のブログによると、OLIVER はこちらでした。デバイスを選手の脚に着けて、大量の情報を集めます。
  • イベントの記録:プレーの場面(イベント)の記録から作る方法です。「おもしろい」ヒートマップは、この方法から生まれると本部は説明しています。
スマートフォンのアプリに表示された、前半のヒートマップ
アプリでヒートマップを表示した画面のイメージ(本部のブログの画像)

ヒートマップの使いみち

ヒートマップは、GPS 技術の利点の 1 つです。使いみちは大きく 2 つあります。

  • チーム全体の動きを分析する
  • 特定の選手が、ポジションに対してどう動いたかを詳しく知る

本部は、コーチやフィジカルコーチが目で見ては気づけない課題が、ヒートマップで見えることがあると述べています。そのため、判断の材料として大切な情報になります。

話題になったヒートマップ 3 つ

ヒートマップが広く知られるようになってから、見た人を驚かせた例がいくつかあります。本部は次の 3 つを紹介していました。個人の名前は、この記事では出しません。

大敗した試合のキックオフ

特に有名な例は、バルセロナがバイエルン・ミュンヘンに 2-8 で敗れた試合です。バルセロナの FW の 1 人は、9 回、センターサークルからキックオフをすることになりました。そのため、ヒートマップはフィールドの中央に集中した形になりました。

本部は、この歴史的な試合から、チャンピオンズリーグ史上でも珍しいヒートマップの 1 つが生まれた、と紹介していました。

活動範囲が狭くなった試合

似た例として、イングランドのワトフォードがペップ・グアルディオラ監督のマンチェスター・シティに 0-8 で敗れた試合があります。ワトフォードの攻撃の選手のヒートマップは、活動した範囲がごく狭く、その選手は 77 分で交代しました。

ゴールキーパーのヒートマップ

2022 年のカタール大会を象徴する例が、カメルーン代表のゴールキーパーです。スイスに 0-1 で敗れた試合のヒートマップが、センターバックのような形になりました。そのプレーの仕方が大きな議論を呼んだ、と本部は紹介していました。

当時の OLIVER とヒートマップ

当時の本部のブログによると、GPS 技術を使った OLIVER にも、ヒートマップがありました。1 人の選手のヒートマップを作るために、GPS が数十万件のデータを集めていたとされています。

本部が強調していたのは、OLIVER が「イベント」ではなく GPS のデータからヒートマップを作るという点です。ボールに関わった場所だけでなく、試合中ずっと選手がどこにいたかを示せました。

当時の本部のブログによると、チームの場合も選手個人の場合も、使う人が先にプレーするフィールドを手動で選ぶと、アプリがそのフィールド上にヒートマップを投影する仕組みでした。選手もコーチも、この情報をプレーの改善に使える、と本部は説明していました。

日本の現場では

部活動の練習試合や週末のリーグ戦のあとに、「自分は試合中どのあたりにいたのか」を確かめたい場面があります。ポジションを任されたばかりの選手や、動きの全体を振り返りたい選手が、試合後にコーチや保護者と話す材料にもなります。ヒートマップを含め、いまの OLIVER で見られる内容は、選手向けの OLIVERのページで確かめてください。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Heatmaps in football: What they are used for and some curious facts.」(英語、2023 年 1 月 12 日)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2023 年 1 月 12 日に掲載された記事「Heatmaps in football: What they are used for and some curious facts.」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。国内でのお問い合わせとサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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