サッカーのビッグデータの歴史|基本の記録から活用の広がりまで

ボールを蹴る選手の足元と、キックの速さの表示 指導の知識

この記事のまとめ

  • サッカーのデータ分析は、ゴールやアシストなどの基本の記録から、パス・シュートなどのプレー分析へ、さらにビッグデータの活用へと広がってきました。
  • 本部のブログは、ビッグデータの使い道を、戦術分析・パフォーマンスの向上・スカウティングと補強・ファン向けのサービスの 4 つに分けて紹介しています。
  • 本部のブログは、OLIVER PRO を、脚やベストに着けるデバイスでデータを集め、AI を使ったプラットフォームで練習計画の判断材料にする例として挙げています。

サッカーは長いあいだ、監督や選手の直感と経験に支えられてきた競技です。けれど近年は、データが試合の見方やプレーの理解を大きく変えました。

「データ分析と言われても、どこから手をつければよいのか」と迷う指導者も多いはずです。この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、サッカーのデータ分析の歩みと、ビッグデータの使い道をまとめます。

サッカーの統計は、どう始まったのか

はじまりは基本の記録

サッカーでの統計の利用は、ゴール・アシスト・カードといった、簡単な記録から始まりました。選手やチームの働きを知る手がかりにはなりましたが、見えるのは試合のごく一部です。試合の複雑さや流れまでは、つかみきれませんでした。

プレー分析へ

やがて、パスの成功数、インターセプト、枠内シュートなど、より細かい記録が集められるようになりました。これにより、コーチやアナリストは、個人とチームの強みと弱みを、それまで気づけなかった形で整理できるようになりました。

ボールを蹴る選手の足元と、キックの速さの表示
キックのデータの表示例(本部のブログの画像)

プレー分析は、いまではあらゆるレベルで関心を集めています。こうしたデータを集めるデバイスは、脚に着けるタイプと、従来のベストに入れるタイプがあります。

ビッグデータの登場

データ分析の大きな転換点は、ビッグデータの登場でした。技術の進歩により、膨大なデータを集めて分析できるようになりました。GPS センサー、高精細のカメラ、機械学習のアルゴリズムが、大規模な分析を支えています。

サッカーでのビッグデータの使い道

使い道内容
戦術分析試合展開の傾向、フォーメーション、選手の動きを分析。試合のあらゆる面を分解し、客観的なデータをもとに戦術を検討
パフォーマンスの向上選手の身体面・技術面のデータを、練習とリカバリーの計画づくりに活用。ケガのリスク管理にも
スカウティングと補強有望な選手の発掘や、補強の判断に活用。選手の能力や将来性を、客観的に評価する材料に
ファン向けのサービスリアルタイムの統計、詳しい分析、一人ひとりに合わせたコンテンツを、アプリやプラットフォームで提供

本部のブログは、データが選手の能力や将来性を客観的に評価する材料になり、新しい選手への投資に伴うリスクを考える助けになるとしています。また、ファン向けのサービスにもデータが使われ、ファンの関心や満足度に関わるとしています。

グラウンドに立つ選手と、ピッチのヒートマップの図
ビッグデータから得られるヒートマップの例

ヒートマップも、ビッグデータから得られるもののひとつです。詳しくは「サッカーのヒートマップとは|意味・使いみちと話題になった 3 つの事例」で紹介しています。

パフォーマンス分析のなかのビッグデータ

本部のブログは、OLIVER PRO を、パフォーマンス分析におけるビッグデータの活用例として紹介しています。当時の本部のブログによると、脚やベストに着ける小さなデバイスが数百万点のデータを集め、AI を使ったプラットフォームを通じて、フィジカルコーチや監督に練習計画と判断の材料を届けます。本部のブログは、目的として、チームのパフォーマンスの向上とケガのリスク管理を挙げています。

本部のブログは、OLIVER PRO が世界の 150 以上のチームで使われていた(2024 年 6 月 19 日時点)と紹介しています。あらゆるレベルのチームで、こうした技術が当たり前になりつつある例として挙げています。

日本の現場では

選手や保護者と、進路や出場機会について面談する場面を考えてみてください。「頑張っている」という言葉に、練習や試合の数値を添えると、課題や伸びを同じ画面で一緒に確かめられます。数値は、本人が納得して次の目標を立てるための材料です。ただし、数値だけで評価を決めず、コーチの目と合わせて使うのが前提です。デモのご依頼では、練習や試合の数値の画面を使って、面談での見せ方をご案内します(デモのご依頼)。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Data Analysis: The History of Big Data in Football」(英語、2024 年 6 月 19 日)
  2. 「サッカーのヒートマップとは|意味・使いみちと話題になった 3 つの事例」(日本語版、2023 年 1 月 12 日)
    参考:原文(英語)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2024 年 6 月 19 日に掲載された記事「Data Analysis: The History of Big Data in Football」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

個の成長が、チームの強さになる。

導入の進め方を、日本語で相談する

チームの練習や試合の数値を、計画づくりに生かす進め方を、実際の画面でご覧いただけます。

デモを依頼する

コメント

タイトルとURLをコピーしました