サッカーのプレシーズンで GPS を使う理由|選手ごとの負荷と練習量を見る 4 観点

サッカーのプレシーズンと GPS をテーマにした、本部のブログのアイキャッチ(若い選手が写る) 指導の知識

この記事のまとめ

  • プレシーズンの GPS は、選手ごとの負荷と、練習の量・強度を数値で確かめるための手がかりになります。
  • 選手の位置と動きから、練習中のプレーの傾向や、選手が関わるエリアを見て、戦術の確認にも使えます。
  • 本部のブログは、OLIVER PRO のヒートマップと 1 分あたりの指標を組み合わせて、選手の動きを詳しく見る方法を紹介しています。

キャンプが始まり、練習試合も増えてくる。同じメニューをこなしても、きつさを強く感じる選手と、物足りない選手がいる。シーズン前は、感覚だけで全員の調整をそろえるのが難しい時期です。

そこで頼りになるのが、練習中の動きを数値で見られる GPS です。この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、プレシーズンに GPS を使う理由と、見ておきたい 4 つの観点をまとめます。

プレシーズンは何のための期間か

プレシーズンは、選手の身体の状態を整え、新しいシーズンの土台をつくる期間です。本部のブログは、この期間に GPS(スポーツ向けのパフォーマンス計測技術)が役立つ場面を、4 つに分けて説明しています。チーム向けの製品は OLIVER PRO です。

観点見る内容使い道
選手ごとの状態練習中の個人の動きと負荷選手に合わせた練習メニューの調整
練習の量と強度選手ごと・チーム全体の走る量と強度練習の組み立てと、体力づくりの進み具合の確認
戦術面選手の位置と動き、関わるエリアプレーの傾向と、狙いの確認
ケガのリスク管理負荷の推移、疲労や過負荷の兆候早めに練習量を見直すための手がかり

選手ごとの状態を見る

身体の特徴や運動能力は、選手ごとに違います。GPS を使うと、練習中の個人の動きを数値で確かめられます。本部のブログは、これを選手に合わせた体力づくりのメニューに使えるとしています。

また、本部のブログは、プレシーズンをきちんと計測しておくことが、再発や新たなケガのリスクを考える材料になるとも述べています。

シーズンを準備期・試合期・移行期の 3 つの期間に分け、矢印で循環を示した図
シーズンの 3 つの期間(本部のブログの図)

練習の量と強度を見る

GPS のデバイスから得られる情報があれば、コーチは選手ごと、そしてチーム全体の練習の量と強度を、確かめながら練習を組み立てられます。本部のブログは、チームの状況に合った練習を設計し、体力が段階的に上がっていくように進める助けになるとしています。

練習量を見直す時は、数値に加えて、選手のようすも見ます。数値は、見直すかどうかを話し合う材料として使います。

戦術面の確認にも使う

GPS は体力面だけでなく、練習中の戦術面を確かめる場面でも使えます。選手の位置と動きを追うことで、プレーの傾向や、戦術の狙いがどの程度形になっているかを見る手がかりになります。

本部のブログは、フィジカルコーチと監督が一緒に取り組むことで、監督の戦術の意図に合わせて身体面の準備を調整できるとしています。その橋渡しになる機能として挙げているのが、OLIVER PRO の「インタラクティブ・ヒートマップ」です。

  • インタラクティブ・ヒートマップ:試合の中で、選手がどのエリアに関わっていたかを見る
  • 1 分あたりの指標:ヒートマップと組み合わせて、試合ごとの選手の動きをより細かく見る

これらは、当時の本部のブログによる紹介です。今の OLIVER PRO の機能は、日本でのデモでご確認ください。

疲労や過負荷の兆候に目を配る

プレシーズンの大きな関心事のひとつは、ケガのリスクを小さくして、シーズン開幕を迎えることです。本部のブログは、GPS が選手の負荷についての客観的な数値を示し、疲労や過負荷(オーバーロード)の兆候に気づく手がかりになるとしています。

兆候が見えたら、コーチは練習量の調整など、先手の対策を考えられます。なお、体の不調や痛みがある選手については、数値だけで判断せず、医師やトレーナーなどの専門家に相談してください。

サッカーのプレシーズンをテーマにした、本部のブログの画像
プレシーズンのサッカーをテーマにした、本部のブログの画像

4 つの観点を持って、数値で確かめる

本部のブログは、GPS を、プレシーズンに選手の身体面と戦術面を数値で確かめる道具として紹介しています。選手ごとの状態、練習の量と強度、戦術面、ケガのリスク管理の 4 つの観点を持っておくと、感覚だけに頼らずに調整の話し合いを進められます。

日本の現場では

始動直後の体力測定が終わり、練習試合が続く週を考えてみてください。同じ日に同じメニューをこなした選手でも、走った量や強度は人によって違います。選手別の数値があれば、翌日のメニューを軽くする選手と、そのまま進める選手を、コーチ同士で相談しやすくなります。デモのご依頼では、選手ごとの走行距離や強度の画面を使って、プレシーズンの見方をご案内します(デモのご依頼)。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Pre-season in football: The importance of GPS Technology」(英語、2024 年 6 月 6 日)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2024 年 6 月 6 日に掲載された記事「Pre-season in football: The importance of GPS Technology」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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