OLIVER PRO の AI の仕組み(2026 年 4 月)|チャットと提案

OLIVER PRO の AI チャットと AI の提案を紹介する、パソコン 2 台の画面 製品・選び方

この記事のまとめ

  • 本部のブログ(2026 年 4 月 14 日)が紹介する OLIVER PRO の AI の主な機能は、データに質問できる「AI チャット」と、気になる変化を知らせる「AI の提案」です。
  • どちらも指導者の判断の代わりではなく、数値を読み解くための判断材料として使う位置づけです。
  • 目標の設定、練習の組み立て、試合の状況の解釈、最終的な決定は、これまでどおりフィジカルコーチや指導者が行います。

練習が終わったあと、数値の画面を何枚も開いて、今日気になる選手を探す。時間が限られている指導者にとって、この作業は思った以上に手間がかかります。

「AI」という言葉は広く使われていますが、計測のプラットフォームの中で何をしているのかは、意外と見えにくいものです。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、OLIVER PRO の AI がどの機能に使われていて、指導者の仕事とどう分担するのかをまとめます。

2026 年 4 月時点の OLIVER PRO の AI は、2 つの機能に使われていました

本部のブログによると、OLIVER PRO では AI を、特定の機能に組み込んで使っています。2026 年 4 月 14 日時点の主な機能は、次の 2 つです。

  • AI チャット(AI Chatbot):チームや選手について質問すると、データをもとに答えが返ってくる
  • AI の提案(Automated AI Recommendations):質問を待たずに、データの変化から練習や回復の見直しを提案する
OLIVER PRO の AI チャットと AI の提案を紹介する、パソコン 2 台の画面
OLIVER PRO の AI チャットと AI の提案の画面

AI チャット:データに話しかけて確かめる

AI チャットは、フィジカルコーチや指導者が、データと会話するように使うための機能です。いくつものグラフや指標を順にたどる代わりに、チームや特定の選手の状態について、言葉で質問できます。

本部のブログは、AI チャットが次の 3 つの処理で動くと説明しています。

  1. データの整理:計測した指標(距離、加速、代謝パワー(別名 メタボリックパワー)、ハイメットパワー距離(HMLD)、負荷など)を、選手・セッション・マイクロサイクル・期間ごとに自動で整理する
  2. 質問の解釈:「今週、負荷がいちばん高かった選手は誰か」のような質問の意図を読み取り、関係する指標への問い合わせに置き換える
  3. 回答の作成:該当するデータを分析し、判断に使いやすい形で、状況に合わせた回答を返す

本部のブログによると、目的は、フィジカルコーチの技術的な分析を置き換えることではありません。時間が限られている場面で、情報を読み解く作業を速くすることです。

パソコンの画面に表示された、OLIVER PRO の AI チャットとのやり取り
OLIVER PRO の AI チャットの画面。質問への回答がチャット形式で表示される

AI チャットでできる質問の種類

質問の種類見えてくること
選手どうしの比較選手ごとの数値の違い
時間の経過による変化時間の経過に沿った推移
高い負荷や、リスクの可能性負荷が高い選手や、確認したい選手
セッション・マイクロサイクルの要約練習や 1 週間の流れ
大きな変化の検出いつもと違う数値の動き

AI の提案:データから次の行動の候補へ

2 つ目は、AI の提案です。こちらは質問を待ちません。本部のブログによると、AI がデータを常に分析し、目立つパターンを見つけると、行動の候補を示します。

本部のブログは、この提案が次の 4 つの段階で作られると説明しています。

  1. 主要な指標の分析:外的負荷、強度、練習の頻度、1 週間の累積、ポジションごとの分布、選手個人の変化などを見る
  2. 過去のパターンとの比較:現在の数値を、その選手自身の過去の記録、チームの平均、年齢やポジションに応じた参考値と見比べる
  3. 大きなずれの検出:負荷の急な増加、強度の低下、いつもと違う動きを見つけると、アラートを出す
  4. 状況に合わせた提案の作成:強度の調整、回復の優先、特定のフィジカル面の強化、試合への出場状況の見直しといった提案を出す

本部のブログは、これらの提案を「自動的な命令ではない」としています。指導者の専門的な判断を補う仕組みです。

パソコンの画面に表示された、距離についての気づきと提案の画面
OLIVER PRO の AI の提案の画面。気づきとあわせて、練習内容の提案が表示される

本部が挙げる OLIVER PRO の AI の 3 つの特徴

特徴本部のブログの説明
日々の運用の中で使えるデータの書き出しや外部のソフトは不要。プラットフォームの中で、チームがすでに計測しているデータを使う
スポーツの現場に合わせている汎用の AI ではなく、加速・方向転換・代謝パワー(別名 メタボリックパワー)・負荷の分布といった指標を読み解くように作られている
複雑さより分かりやすさ情報を増やすのではなく、複雑なデータを、判断に使いやすい形にすることを狙う

AI はフィジカルコーチの代わりではありません

本部のブログは、OLIVER PRO の AI を「分析を手伝う存在」であり、人の判断の代わりではないとしています。次のことは、これまでどおりフィジカルコーチが担います。

  • 目標を決める
  • マイクロサイクルを組み立てる
  • 試合の状況を読み取る
  • 最終的な判断をする

本部のブログは、AI を、情報を解釈する時間を短くするための補助として位置づけています。

OLIVER PRO の AI が合うチームの条件

条件こんなチームに合います
時間練習の合間や試合の前後に、短い時間で数値を確かめたいチーム
運用データの書き出しや外部のソフトを使わず、プラットフォームの中で完結させたいチーム
判断人が決めることは変えずに、判断の材料を増やしたいチーム

日本の現場では

同じポジションの 2 人の選手の負荷を見比べたい時に、グラフを並べる代わりに、AI チャットで比較を質問する、といった使い方が考えられます。AI の提案に出た内容は、指導者が練習計画に取り入れるかどうかを判断する材料の 1 つです。何を練習で調整するかを決めるのは、これまでどおり指導者です。AI チャットは本部がベータ版として提供している機能で、使える AI の機能はご契約の内容によって異なります。デモのご依頼の際には、今の OLIVER PRO の画面で、選手ごとの負荷のグラフの見方をご覧いただけます。AI の機能がご契約の内容でどう使えるかも、その場でご案内します。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「How AI Works in the OLIVER PRO Platform」(英語、2026 年 4 月 14 日)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2026 年 4 月 14 日に掲載された記事「How AI Works in the OLIVER PRO Platform」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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AI の機能がご契約でどう使えるかと、今の OLIVER PRO の画面を、デモでご案内します。

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