予算に限りがあるクラブの GPS 活用|練習計画・選手評価・対話での使い方

OLIVER の GPS トラッカー 製品・選び方

この記事のまとめ

  • GPS は、練習計画の立て方、選手の評価、コーチと選手の対話の 3 つの場面で使えます。予算に限りがあるクラブでも検討できる、と本部は紹介しています。
  • 当時の OLIVER は、距離・速度・疲労の度合いといった指標で選手を比べられ、ポジション別にも見られます(2023 年 2 月 1 日の記事)。
  • 2023 年 2 月当時の本部は、プラットフォームが分かりやすく、サポートもあるため、分析の専門スタッフがいないクラブでも運用しやすい作りだと説明していました。

練習メニューは、経験と感覚で決めてきました。選手の疲れ具合は、顔つきや声で判断しています。予算も人手も限られた街クラブやアカデミーでは、それが日常かもしれません。GPS はトップチームのもの、と感じている指導者も多いでしょう。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、限られた予算のクラブが GPS を使う場面を整理します。なお、記事が書かれた 2023 年当時、チーム向けの製品名は「OLIVER」でした。以下の「当時の OLIVER」は、現在のチーム向けの OLIVER PRO にあたります。

練習の計画と振り返りに使う

GPS は、練習や試合での選手の動きを、細かく数値で計測できます。本部のブログによると、当時の OLIVER を使えば、フィジカルコーチも監督も、選手一人ひとりの状態に合わせて練習を計画・調整でき、負荷のかけすぎを避ける判断材料になる、としています。選手の成長を数値で追い、練習内容を判断する材料にもなります。

本部は GPS の代表的な使い道として、競技パフォーマンスの向上、選手の状態の確認、ケガのリスクを見る目安を挙げています。本部の発表では、当時の OLIVER でケガの件数が最大 45% 減ったとされています(2023 年 2 月 1 日時点。「選手の負荷の計測とケガのリスク管理|本部の発表では負傷 45% 減」)。

選手の評価を、数値をもとに行う

当時の OLIVER では、選手のパフォーマンスを数値で見られるため、より客観的な評価がしやすくなります。移動距離、速度、疲労の度合いといった指標で選手を比べられます。ポジション別の比較もでき、試合の準備で見たい点に絞って確認できます。

見る場面使う数値
練習計画選手ごとの負荷、過負荷の把握
選手の評価距離・速度・疲労の度合い、ポジション別の比較
試合の準備ポジションごとに重要な点の絞り込み
選手との共有選手本人の長所と課題を示すレポート

当時 Noia Portus Apostoli の主将だった Lluc Parera 選手は、このデータはフィジカルトレーナーと監督にとって特に興味深いと話しています。選手が主に見るのは速度・走行距離・加速ですが、分析できる指標はほかにも多くある、とも述べています。

当時 Noia Portus Apostoli の主将だった Lluc Parera 選手
Lluc Parera 選手:Noia Portus Apostoli と OLIVER

コーチと選手の対話に使う

GPS は、選手と指導スタッフのコミュニケーションにも使えます。コーチが計測結果のレポートを選手に共有すれば、選手は自分の長所と課題を理解しやすくなります。

選手が自分の計測データを見られることは、練習への意欲や取り組み方の材料になると本部は説明しています。チームの中の健全な競争を促す場面でも使える、とも述べています。

予算に限りがあるクラブでも使いやすい理由(当時)

当時の OLIVER は、ジェンダーの視点を取り入れた設計と、脚に着ける装着位置が特徴でした。小さなクラブや、創設して間もないクラブでも導入しやすいことを目指した、と本部は紹介しています。

当時 Sport Extremadura Femenino の会長だった Fernando Pons Ortega 氏は、OLIVER が技術を使える範囲を広げたことと、指標を組み合わせて体系的に分析できる点を評価しています。

また本部は、プラットフォームが直感的に使えることと、カスタマーサポートが個別に対応していたことから、データ分析の専門家がいないクラブでも運用しやすい作りだと説明していました。

クラブの状況本部のブログが挙げる点
予算小さなクラブ、創設して間もないクラブも想定
スタッフ分析の専門家がいなくても運用しやすい作り
サポートカスタマーサポートが個別に対応(日本では OLIVER SPORTS JAPAN が対応)

当時の本部のブログには、スペインの制度を使って導入を進める案内もありました。これはスペイン国内向けの内容のため、この日本語版では扱いません。

日本の現場では

学校の部活動では、試験期間や大会前に練習の時間や強度が変わります。そのたびに感覚で調整するより、見る指標と記録のしかたを先に決めておくと、顧問の先生が替わっても引き継ぎやすくなります。街クラブや部活動での進め方は、デモのご依頼からご相談ください。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「GPS Technology: Great changes within reach for every football club.」(英語、2023 年 2 月 1 日)
  2. 「選手の負荷の計測とケガのリスク管理|本部の発表では負傷 45% 減」(日本語版、2021 年 9 月 10 日)
    参考:原文(英語)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2023 年 2 月 1 日に掲載された記事「GPS Technology: Great changes within reach for every football club.」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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