Noia Portus Apostoli の GPS 導入(2022 年)|1 部昇格後の使い方

Noia Portus Apostoli と OLIVER を紹介する画像 フットサル・屋内競技

この記事のまとめ

  • スペインのフットサル 1 部リーグ(LNFS)に初めて昇格した Noia Portus Apostoli が、2022 年に当時の OLIVER を導入しました。
  • ふくらはぎの後ろに着けるデバイスで、キックの強さ・加速・減速・1 分あたりの距離などを、試合でも練習でも計測していました。
  • 狙いは、負荷の管理と練習計画、そしてケガのリスクを見ることでした。本部のブログによると、リーグの 1 部では 25% のチームが採用していました(2022 年 9 月 6 日時点)。

初めて最上位のリーグを戦うシーズンは、チームにとっても選手にとっても、未知の連続です。試合の強度が上がる中で、体の状態を見ながら練習を組み立てる難しさは、フットサルの現場でも変わりません。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、Noia Portus Apostoli の導入の背景と使い方をまとめます。なお、記事の中の「OLIVER」は当時の製品名です(チーム向けは現在の OLIVER PRO)。数値と機能は当時のものです。

5 シーズンを経た歴史的な昇格

ガリシアのクラブ Noia Portus Apostoli は、2 部で 5 シーズンを過ごしたのち、1 部への昇格を決めました。本部のブログによると、勝ち点は 82 で、2 位の Servigroup Peñíscola Globeenergy より 18 点上でした。2008 年に創設されたクラブにとって、最上位のリーグを戦うのは初めてでした。

開幕は、同じく当時の OLIVER を使う Córdoba Patrimonio de la Humanidad との対戦でした。

Noia Portus の選手たち
当時の OLIVER は試合でも練習でも使われていました

厳しいシーズンに向けた準備

クラブは、リーグ(LNFS)の求める条件を整え、新しい選手を加え、プレシーズンの練習も強度を上げて取り組みました。その準備の一つとして取り入れたのが、本部のブログがフットサルに合わせて作られた GPS と紹介する、当時の OLIVER です。スタッフは、負荷を管理して練習を組み立てる目的で、すでに全選手の数値を計測していました。

当時フィジカルコーチだった Adrián González 氏は、フットサルのように要素の多い競技では、管理できることはすべて管理したいと話しています。クラブができる範囲の中で、日々の練習に使える道具がそろっている点を評価しています。

脚に着けて、フットサルで使う指標を見る

デバイスは脚に着けます。内蔵の加速度センサーと着ける位置から、フットサルで重要な指標を、選手もスタッフも見られます。

指標分かること
キックの指標キックパワー
加速・減速加速と減速の回数や大きさ
1 分あたりの距離試合や練習での運動量の強さ

当時チームのキャプテンだった選手の Lluc Parera 氏は、デバイスの位置について、ふくらはぎの後ろで邪魔にならず、着け心地もよく、機能的だと話しています。選手が主に見るのは、速度・走った距離・加速で、指標の数が多いので、コーチや指導者にも役立つデータだと感じているそうです。

OLIVER の使い方を話す、フィジカルコーチの Adrián González 氏
当時 Noia Portus Apostoli のフィジカルコーチだった Adrián González 氏

ケガのリスクの目安も見る

本部のブログは、ケガのリスク管理を GPS 技術の土台と位置づけています。本部の発表では、OLIVER は筋肉系のケガを 45% 減らすとされています(出所は「選手の負荷の計測とケガのリスク管理|本部の発表では負傷 45% 減」、2021 年 9 月 10 日)。当時の本部のブログによると、「ケガのリスク指数」にあたる指標があり、選手が練習をしすぎているのか、適正な範囲にいるのか、足りていないのかを示します。

González 氏が特に見ているのは、最高強度・高強度での加速と速度、ボールを打つ場面、1 分あたりの距離です。あわせて、選手がケガをする確率を調べることにも関心があると話しています。

日本の現場では

フットサルは、狭いコートで加速と減速が繰り返されます。日本でも、Fリーグの開幕前や、昇格・新しいカテゴリーに挑む年は、負荷の変化を追いたい場面です。いまのチーム向けの製品は OLIVER PRO で、屋内でも慣性センサー(IMU)で計測できる指標があります。体育館での練習が中心のチームは、デモのご依頼で、使える指標を確かめてください。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Noia incorporates GPS technology after promotion to the first division.」(英語、2022 年 9 月 6 日)
  2. 「2022 年夏に 45 チームが OLIVER を導入|本部の発表と現場の声」(日本語版、2022 年 9 月 2 日)
    参考:原文(英語)
  3. 「選手の負荷の計測とケガのリスク管理|本部の発表では負傷 45% 減」(日本語版、2021 年 9 月 10 日)
    参考:原文(英語)
  4. Noia Portus Apostoli(クラブの公式サイト)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2022 年 9 月 6 日に掲載された記事「Noia incorporates GPS technology after promotion to the first division.」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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