この記事のまとめ
- 本部のブログ(2024 年 12 月 20 日)によると、米国テキサス州ヒューストンの GFI アカデミーは、OLIVER のトラッカーを選手と家族に配り、選手・コーチ・保護者が同じ数値を見る運用を始めました。
- 本部のブログによると、選手には順位表や挑戦企画で継続して取り組む工夫を用意し、コーチは数値を練習の組み立ての材料にしました。
- 配布と同時に、選手・保護者向けの説明会とコーチ向けの研修を行ったことが、運用の柱として挙げられています。
選手の数が多いアカデミーでは、1 人ひとりの頑張りや成長を、コーチだけで把握するのは簡単ではありません。保護者も、子どもの練習の中身は見えにくいものです。
数値を共有すれば、選手・コーチ・保護者が同じ材料で話しやすくなるかもしれません。米国の GFI アカデミーが、そのためにどう GPS トラッカーを使ったのかを見ていきます。
この記事では、OLIVER SPORTS 本部が 2024 年 12 月に公開した導入事例をもとに、GFI アカデミーの取り組みをまとめます。GFI アカデミーが選手に配ったのは、OLIVER のトラッカー(GFI tracker powered by OLIVER)です。
GFI アカデミーとは
GFI アカデミーは、米国テキサス州ヒューストンにあるユースサッカーのアカデミーです。本部のブログによると、急速に成長してきたアカデミーで、当時 MLS Next などのリーグに参加していました。
導入前に考えていた 4 つの課題
アカデミーは、選手の成長を支える道具と機会を提供するために、次の 4 つを満たす仕組みを探していました。
| 課題 | 求めていたこと |
|---|---|
| 選手の意欲 | 練習と試合に、継続して取り組めること |
| 保護者への共有 | 子どもの成長を理解し、支えられる具体的な情報 |
| コーチの指導 | 数値にもとづいて、練習や試合を改善できること |
| アカデミーの特色 | 技術を活用した取り組みを示すこと |
導入の進め方:GFI トラッカー
アカデミーが採用したのは、OLIVER のトラッカーです。アカデミー独自の名称「GFI トラッカー」として、選手に提供されました。進め方は 3 つです。
- まとめて配布:数千台のトラッカーを選手と家族に配り、すぐ使い始められるようにした(2024 年 12 月 20 日時点)
- 説明会:選手と保護者に、使い方を順を追って説明した
- コーチ向けの研修:トラッカーの数値を指導に取り入れるための研修を、コーチ向けに行った
導入後に起きた変化
選手:順位表と挑戦企画で、継続して取り組む
本部のブログは、GFI トラッカーの特徴として、ゲームの要素(ゲーミフィケーション)を挙げています。選手は、スピードや成長の割合などの数値をもとにした順位表で競い合い、アカデミー全体の挑戦企画にも参加できます。
たとえば第 4 四半期には、全部の練習に出席した選手が抽選でユニフォームを受け取れる「練習出席チャレンジ」を行いました。本部のブログ(2024 年 12 月)は、今後の企画として次のような物を予定していると紹介しています。
- 最高速度:スピードの速い選手を紹介する
- 試合への参加:試合で継続して貢献している選手を紹介する
- 成長の割合:選手ごとの成長を、時間をかけて追う
本部のブログは、こうした企画によって、選手が楽しみながら自分の限界に挑む雰囲気が生まれたとしています。
コーチ:数値を練習の組み立てに使う
コーチは、トラッカーの数値でパフォーマンスを分析し、練習計画を見直し、試合中の調整にも使うようになりました。特定の指標を計測できるため、選手の強みと伸ばしたい点を、より細かく把握できるようになった、と紹介されています。
保護者:子どもの成長を具体的に知る
保護者は、子どもの成長を示す具体的な情報を見られるようになりました。アカデミーと家庭が、成長という同じ目標に向かいやすくなるとされています。
関係者の話
当時の GFI のディレクターだった Joel Vargas 氏は、トラッカーを選手と保護者に配った日はクリスマスのようで、皆が喜んだため、その週のうちに使い始めることにした、と話していました。
この事例から読み取れる 3 つのポイント
- 配布と説明をセットにする:選手・保護者・コーチのそれぞれに、使い方を説明する場を設けた
- 数値を楽しみに変える:順位表や出席の企画で、数値を見ることを続けやすくする工夫をした
- 家庭と共有する:保護者が成長の様子を見られるようにして、アカデミーとの対話の材料にした
日本の現場では
GFI アカデミーの事例は、選手と家族にトラッカーを配る形でした。日本のクラブが、チーム単位で計測して指導に使いたい場合は、チーム向けの OLIVER PRO があります。「練習出席チャレンジ」のような企画や順位表を取り入れるなら、選手の名前と数値を並べることになります。未成年の選手のデータになるため、共有の範囲と保護者の同意をクラブで決めておくと安心です。進め方はデモのご依頼からご相談ください。
出典
- この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「GFI Academy Case Study: How Advanced Technology is Driving Player Development」(英語、2024 年 12 月 20 日)
この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2024 年 12 月 20 日に掲載された記事「GFI Academy Case Study: How Advanced Technology is Driving Player Development」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。



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