この記事のまとめ
- 2023 年当時、本部のブログは、最初に一部のチームで GPS を試したクラブが、育成年代・女子・フットサルへ広げる例が増えていると紹介していました。
- 広げる理由として、本部のブログは「画面の使いやすさ」「精度の高い指標」「導入初日からのサポート」の 3 点を挙げています。
- 育成組織の全カテゴリーを対象にした「Cantera Digital」では、選手ごとの記録を年ごとに残し、成長の推移を追う使い方が紹介されました。
まず 1 チームで GPS を試したら、使い勝手が思いのほかよかった。そうなると、ユースや女子チーム、フットサルの部門にも広げたくなります。ただ、広げる前に、何を基準に判断すればよいのでしょうか。
この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、2023 年当時にチームが GPS を追加で導入していた理由と、育成組織に広げる「Cantera Digital」の考え方をまとめます。
なお、この記事に出てくる OLIVER は、2023 年当時の製品名です。当時の OLIVER(チーム向けは現在の OLIVER PRO)として読んでください。機能や提供内容は、今の製品と同じとは限りません。
当時 120 以上のクラブが使い、全カテゴリーへ広げるクラブも
本部のブログによると、120 以上のクラブがトレーニングや試合で OLIVER を使っていました(2023 年 9 月 25 日時点)。その中には、トップチームだけでなく、すべてのカテゴリーに GPS を入れるクラブもありました。
本部のブログは、最初の数台で精度・品質・機能を確かめたあと、デバイスを増やし、ユースの育成組織・女子チーム・フットサルへ広げる流れを紹介しています。
追加導入したクラブの例
本部のブログは、更新や追加導入の主な例として、Ska Brasil(ブラジル)、Comunicaciones(グアテマラ)、Estudiantes Cumbayá de La Plata(エクアドル)、Córdoba Patrimonio de la Humanidad Futsal(スペイン)を挙げています。本部のブログは、いずれもトップチームへの導入のあと、育成組織に広げた例として紹介しています(2023 年 9 月 25 日時点)。
広げる理由は 3 つ
本部のブログは、チームが広げる理由を、おもに次の 3 点にまとめています。
| 理由 | 本部のブログの説明 |
|---|---|
| 使いやすい画面 | 直感的な画面で、フィジカルコーチや指導者の時間を節約できる |
| 精度の高い指標 | 精度の高い指標を、チームが使える |
| 導入初日からのサポート | 新機能の使い方を伝える本部のカスタマーサポートの窓口を、チームが評価していた |
サポート体制
本部のブログによると、2023 年当時、本部には導入を手伝う専任の担当者、ヘルプセンター、チャットでの問い合わせ窓口がありました。日本での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。
導入事例:FC バルセロナ
本部のブログは、FC バルセロナの広がり方を例に挙げています。最初に「Barça Clinics」で OLIVER を導入し、次に Barça Academy へ、その後 La Masia へと進めました。成果を受けて、クラブのイノベーション部門(Barça Innovation Hub)が OLIVER への投資を決めた、とのことです。FC バルセロナの OLIVER 導入については、「FC バルセロナが OLIVER に出資(2023 年)|BIHUB 最初の出資先」(出典 2)もご覧ください。
当時 Barça Academy の Technical Director General だった Pau Casassa Busquets 氏は、次のように話していました。
OLIVER は、選手がピッチで何をしたかという客観的な情報を得て、それを選手自身がどうプレーできたと感じているかとつなげられる、とても興味深いツールです。
育成組織を丸ごとデジタル化する「Cantera Digital」
「Cantera Digital」は、当時の OLIVER が提案していたプログラムです。cantera は、スペイン語で育成組織を意味します。1 つのチームだけでなく、育成組織のすべてのカテゴリー・すべての選手の情報を持てるよう、いくつかの追加の仕組みを組み合わせます。
計測したデータはプラットフォームに自動で保存され、シーズンごとの情報がクラブに残る、と紹介されていました。選手の履歴を年ごとにたどり、成長の様子を見られる点が特長とされていました。本部のブログが挙げる価値のうち、日本語版では次の 2 つを紹介します。
- 各段階の選手の履歴:育成の各段階での情報を残す
- スタッフ全員への研修:クラブのスタッフ全員に、OLIVER の技術についての研修と教育を行う、としていました
当時 OLIVER の CEO だった José González Ruzo 氏は、この仕組みで次のようなことができると話していました。
10 歳でクラブに入った男の子や女の子が、たとえば 18 歳になるまでに、運動面と技術面の力をどう伸ばしてきたかをたどれます。
Ska Brasil も、OLIVER で育成組織をデジタル化したクラブの一つです。当時 Ska Brasil の会長で、元 FC バルセロナの選手だった José Edmilson 氏(本部が 2022 年に OLIVER のアンバサダーとして紹介した人物)は、OLIVER を次のように表現していました。
OLIVER は、選手の「取扱説明書」を手にできるツールです。
選手の側から見た声
本部のブログは、選手の側でも、脚に着ける OLIVER の着け心地を評価する声があると紹介しています。チームとの関係を、最初の購入で終わらせないものにしたい、とも書いています。
日本の現場では
1 人の指導者が複数の学年を受け持つクラブでは、カテゴリーを増やすほど、誰がどの選手の記録を見るのかが曖昧になりがちです。広げる前に、学年ごとの担当と、保護者へ記録をどこまで共有するかを決めておくと、運用が落ち着きます。広げる順番や進め方は、デモのご依頼からご相談ください。
出典
- この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Football Teams Relying on OLIVER GPS Season After Season」(英語、2023 年 9 月 25 日)
- 「FC バルセロナが OLIVER に出資(2023 年)|BIHUB 最初の出資先」(日本語版、2023 年 3 月 1 日)
参考:原文(英語)
この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2023 年 9 月 25 日に掲載された記事「Football Teams Relying on OLIVER GPS Season After Season」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。



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