この記事のまとめ
- 2023 年 4 月当時の OLIVER に、キックを低・中・高の強度別と合計の回数で計測できる、新しいキックの指標が加わりました。
- 当時の OLIVER は脚に着ける作りで、キックパワーなど、キックに関わる指標が見られました(本部のブログの説明)。
- ロンド(鳥かご)でスペースの広さを変えて比べると、狭い場所での選手のボールへの関わり方を見る手がかりになります。
ロンドで、スペースを少し広げたり狭めたりすると、選手のボールへの関わり方は変わります。そう感じる指導者は多いかもしれません。その違いを数値で見比べられたら、と考える方もいるでしょう。
この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログ(2023 年 4 月 4 日)をもとに、当時の OLIVER に加わったキックの指標と、その使い方をまとめます。記事の中の「OLIVER」は当時の製品名です(チーム向けは現在の OLIVER PRO)。機能は 2023 年 4 月当時の本部のブログの内容です。
新しく加わった指標
本部のブログによると、2023 年 4 月当時の OLIVER のアプリに、次の指標を計測する更新が入りました。
- 低強度のキックの回数
- 中強度のキックの回数
- 高強度のキックの回数
- キックの合計回数
本部の説明では、この更新は 4 月の初めから使えるようになり、数千人がすでに使っていたとされています(2023 年 4 月 4 日時点)。
どう作られたか
本部のブログによると、OLIVER のスポーツサイエンスのチームは、利用者の声を聞き、分析と計測、実験を重ねて、この指標を作りました。フィジカルコーチ、指導者、選手と対話する中で、選手がボールを扱う場面の強みと弱みを知るための指標が必要だと分かったといいます。
本部のブログによると、当時の OLIVER は脚に着ける作りで、キックパワー、ボールを持って動いた距離、そして今回のキックの新しい指標を計測できました。
使い方の例:ロンドを 5 m × 5 m と 8 m × 8 m で比べる
本部のブログが挙げる例は、ロンドです。スペースの広さを変えながら、選手のボールへの関わり方(キックの回数など)を計測して、数値を比べます。
こうして、スペースの広さが選手のボールへの関わり方にどう影響するかを、見比べる材料になります。狭い局面での判断力を伸ばしたいときに、現状を知る手がかりになる、と本部は説明しています。
強度別にキックを計測する理由
本部のブログは、ボールに関わる回数を計測する理由として、次の 4 点を挙げています。原文は「キック」と「ボールに触れる回数」を行き来して説明しているため、以下は本部の説明として紹介します。
- ボールコントロールへの意識:ボールに関わる回数を数値で見ることで、選手が自分のコントロールや技術に意識を向けやすくなる、と説明されています
- フィジカルの向上:サッカーは走る量が多い競技です。ボールに触れる機会を増やすことは、持久力・スピード・敏捷性の向上にもつながる、と本部は述べています
- 健全な競争:誰がボールに多く関わったかを競うことが、選手の意欲を引き出し、チーム全体の力につながる、と本部は述べています
- 個別に合わせた練習:選手ごとの強みと弱みを知り、練習メニューをそれぞれに合わせて調整できる、と本部は説明しています
本部のブログは、スペイン 1 部の UDG Tenerife が OLIVER を使っているチームの一つで、新しい機能も利用していると紹介しています(2023 年 4 月 4 日時点)。
ほかに加わっていた機能
本部のブログによると、この更新の前の数か月にも、次のような機能が加わっていました。
- レポートの作成
- インサイト(気づき)の表示
- トップ選手との比較
- 特定の指標を伸ばすための助言(動画つき)
日本の現場では
雨の日の体育館や、時間で区切って借りる人工芝のグラウンドでは、ロンドのようにスペースを決めたメニューが、短い時間で比べやすい形です。たとえば週ごとに広さを変えて、同じメニューで同じ指標を見る使い方が考えられます。今の OLIVER PRO で見られるキックの指標は、デモのご依頼でご案内します。
出典
- この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「New Ball Interaction Metrics: How to Take Advantage of Them.」(英語、2023 年 4 月 4 日)
この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2023 年 4 月 4 日に掲載された記事「New Ball Interaction Metrics: How to Take Advantage of Them.」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。



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