フットサルの加速・減速の計測方法|強度で分ける 4 つの区分と数値の見方

ボールを挟んで競り合うフットサルの選手たち フットサル・屋内競技

この記事のまとめ

  • フットサルの加速と減速は体への負荷が大きい動きで、総距離や最高速度の数値には表れにくい面があります。
  • OLIVER PRO は、加速と減速を強度で 4 つに分けて計測し、回数やコートのどこで起きたかを見られます。
  • 強度の基準はレベルに合わせて調整でき、週の練習計画を考える判断材料になります。

走った距離はチームで大きく変わらないのに、試合の後に疲れ方がまるで違う選手がいる。フットサルのように狭いコートで切り返しが続く競技では、そんな場面がよくあります。

この記事では、OLIVER SPORTS 本部のブログをもとに、フットサルでの加速と減速の計測と、数値の見方をまとめます。

加速と減速とは

フットサルの選手は、走り出す、止まる、向きを変えるを何度も繰り返します。こうした動きは瞬発的な負荷を生みますが、総距離や最高速度だけでは見えにくい部分があります。

本部のブログによると、OLIVER PRO は動きを強度で分けて、実際の負荷をより細かく見られるようにしています。

区分基準(加速度、2025 年 10 月 23 日の本部のブログ時点)
高強度の加速2〜3 m/s²
最大強度の加速3 m/s² 超
高強度の減速−2〜−3 m/s²
最大強度の減速−3 m/s² 未満

この区分を使うと、選手がどれだけ動いたかだけでなく、どのように動いたかが見えてきます。強い加速やブレーキが何回あったか、コートのどの場所で起きたか、体にどんな負荷がかかったかが、見るポイントです。

体育館でボールを挟んで競り合うフットサルの選手たち
体育館でのフットサルの練習の場面

フットサルで加速と減速を見る理由

本部のブログは、11 人制のサッカーと比べて、フットサルは瞬発的な動きが絶え間なく繰り返される競技だとしています。切り替え、プレス、ボール奪取、スピードの変化のたびに、強い加速と減速が起きます。

この動きを分析すると、指導者は次のような点を考えやすくなります。

  • 選手のパワーと、反応の速さを見る手がかり
  • 練習や試合で実際にかかった体への負荷の把握
  • 強度に合わせた、練習の負荷の調整
  • 負荷のかかりすぎや筋肉の疲労に気づく材料
  • スタート・ストップ・方向転換を鍛えるメニューの設計

本部のブログは、これらの数値が、体の動きと、戦術・技術の実行をつなぐものだとしています。

OLIVER PRO での計測

本部のブログは、OLIVER PRO を、フットサルに特徴的な短い瞬発的な動きをとらえるように設計されたと紹介しています。主な特長は次のとおりです。

  • 狭い空間での計測:1 メートル単位の動きが重要になるフットサルを想定した作りです
  • 強度の基準を調整できる:ユース・アマチュア・プロなど、レベルに合わせて基準を変えられます
  • 負荷の変化に気づく手がかり:加速と減速の負荷が急に増えた時期を見つけ、回復の計画を立てる材料にします
  • 選手が自分のデータを知る:自分の数値の読み方や、体が負荷にどう反応するかを知り、若いうちからプロとしての意識を育てることを狙いとしています

数値から分かること

本部のブログは、プロのフットサルの試合では強い加速と減速が数多く繰り返されるとしています。計測しなければ、負荷の全体像をつかむのは難しいとも述べています。

本部のブログによると、OLIVER PRO を使うと、チームは次の点を確かめる手がかりが得られます。

  • 爆発的に加速する力が大きい選手
  • 試合を通して強度を保てる選手
  • 疲労やパワーの低下が出る時間帯
  • 強度の高い動きの間に、どのように回復しているか

これらは、週の練習計画を、試合で実際にかかる負荷に合わせて見直す判断材料になります。

OLIVER PRO が合うチームの条件

条件こんなチームに合います
競技切り返しと止まる動きが多い、フットサルなどの屋内競技
課題総距離では見えない負荷を、数値で確かめたい指導者
年代ユースからトップまで、年代ごとに基準を変えたいクラブ
運用選手自身にも、自分の数値を読む習慣をつけたいチーム

日本の現場では

ダッシュとストップのメニューを入れた翌日に、選手が脚の重さを口にした場面を考えてみてください。前日の最大強度の加速と減速の回数を見返すと、次の練習の強度を決める手がかりになります。デモのご依頼では、強度区分ごとの回数を示す画面をご覧いただけます。

出典

  1. この記事の原文:OLIVER SPORTS 本部のブログ「Technology in Futsal: How to Measure Accelerations and Decelerations」(英語、2025 年 10 月 23 日)

この記事について本記事は、OLIVER SPORTS 本部の公式ブログに 2025 年 10 月 23 日に掲載された記事「Technology in Futsal: How to Measure Accelerations and Decelerations」の日本語版です。日本の読者向けに、OLIVER SPORTS JAPAN が要点をまとめ直し、「日本の現場では」の欄を書き足しています。記事の中の数値や製品の内容は、元の記事が掲載された時点のものです。この日本語版は 2026 年 11 月に掲載しました。日本で提供する内容や価格は、記事の内容と異なる場合があります。機能によっては、ご契約の内容で使える範囲が異なります。国内での導入と運用のサポートは、OLIVER SPORTS JAPAN が行います。掲載している画像・ロゴは OLIVER SPORTS 本部の許諾を得て使用しており、権利は OLIVER SPORTS 本部または各権利者に帰属します。OLIVER SPORTS JAPAN は、STC 株式会社が運営する日本の総代理店です。

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